アンの結婚(赤毛のアン・最後の映画)

やっと観る事ができました・・・。

随分前にツタヤさんで探した時には見当たらなくて見逃し続けていた作品。
マイティー・ソーと一緒に届きました。
(TSUTAYA DISCUS、レンタル品は郵送されてくる、返却も郵送)


これは、もう何年も前から「原作と違う」と聞いていたのですが、
ストーリーはそれなりに楽しめました。

アンやギル、ダイアナの旦那さんも第一次世界大戦に巻き込まれてしまうので、確かに原作とは違いました。文庫本のほうは、今ではもう私は「虹の谷のアン」しか持っていないので、Wikipediaを読んで再確認してみたところ・・・(・ω・)

第一次世界大戦は、原作ではアンの子供達の世代のような。
原作は、2009年に出た本を除いてすべて読んでいるのですが、戦争の話は、私はたぶん一度きりしか読んでいません。だから、映画でいきなり戦争の話になってびっくりしたのですが、「赤毛のアン・シリーズ」を完結させたくて、全部を最後に詰め込んだのかな?と思いました。

最後の最後に、ある人の息子を駅で出迎えるシーンも、
アンが一番最初にマシューに会ったシーンの再現というか、
そうやって物語を完結させたかったのかな・・・という感じがしました。

だから、邦題の「アンの結婚」というのは、ちょっとミスタイトルというか・・・。
アンとギルは結婚はしたけど、戦地に行く前に結婚してくれ!っていう、戦争時にありがちなあれなので・・・・アンとギルが睦まじく暮らすシーンなんて少しも出てこないわけで・・・・。

いつも思うけど、邦題どうにかしてください・・・・。

まあ、でも、アンは相変わらずお転婆というか逞しすぎるところが「アン」でした。
大人になった私の目から見ると、「いくらなんでも戦地に行って旦那を探すのは無理ではないのかしら」と思ってしまいましたが・・・。そんなに軽々しく前線に行けるもんじゃないよねというか・・・さ。
少女漫画のあり得なさに近いものがあるというか。(^-^;)

→軍医となって戦争に行ったギル宛の手紙が「宛先不明」で戻ってくるので、アンは、ただ待っているなんて出来ないわ!と赤十字に入って前線に行ってギルを探すのです。
戦争中に出した手紙が届かないというのは、ある程度は仕方がないような気がしなくもないのですが・・・おば様の遺産で悠々自適生活を送っていたダイアナの旦那さんも(ダイアナは暮らしには満足しているが旦那さんは嫌そうだった)、ダイアナには告げずにいきなりアヴォンリーを去って戦争に行ってしまい、行方不明になってしまったので、そういうのを見ていたアンは「私は待てない」とギルを探しに行ってしまうのでした・・・。よく無事に帰ってこれたな・・・とか、いろいろと突っ込みどころはありました。。。。 

シスターの衣装に縫いこんであったダイアモンドの出所も大いに気になりましたが、よく分からなかった。(この辺りはちょっと退屈しながら観ていたので、何かを見逃したかも?)

ラスト近くで、「ソ連のほうまでご案内します」って言っていたシーンは、終戦時に講和のためにソ連までドイツ側が出向いた?というシーンなのかな?


これは・・・・赤毛のアンじゃないな。
戦争の話だけではなかったので、面白かったといえば面白かったのですが、戦争話を出すならもっとリアルに描写して欲しかったかな、というのが私の感想です。
でも、それをやっていたら赤毛のアンのファンからバッシングされたかもな・・・。ウーム。


アン役の女優さんも、当たり前ですが少し年をとってしまい、最初は別人かと思いましたよ、ごめんなさい(^-^;)

最初の作品は1985年で、「結婚」は2000年に製作されたそうなので、15年も間があいているわけで、アンの年齢設定よりも、女優さんのほうが年上になってしまっていて・・・仕方がなかったんだろうけど、でもあの可愛いアンをもう一度観たかったので残念。
 そして、最後に「ダイアナとしばらく暮らしてみて、昔とは違うと思った」という台詞とか・・・・わかるよ、そういう現実。だけど、赤毛のアンでその台詞はやめて欲しかったなあ~(泣)


うーん。
私はマリラが大好きだったので、余計物足りなく感じたのかもしれないです。
あの女優さんは、本当に本の中から飛び出してきたのかと思うぐらいマリラだったから。
お亡くなりになったのが本当に本当に残念です。

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