某和裁教授のつぶやき

浴衣の裁ち方のページに小話が載っていて
なかなか面白かったのでメモ代わりに書いておきます。


単衣、浴衣、浴衣に襦袢をかさねて足袋をはくのは野暮の野暮、と言いますけれど
それも今日(こんにち)では程度があります。

若い方々でしたら、同じ浴衣と名のつくものでも、柄や地合いによってはよそゆきにもなります。

浴衣であっても、ボイルや絽織などを、いくらおうち着でも、お襦袢なしで着られては困りますから、よくこの辺を注意したいものです。

同じ木綿でも柄により、たとえば絣などは単衣として着るわけです。




中形の浴衣
湯上りにはなんといっても一番でしょう。
袂が大丸味ですから、16~7歳のお嬢様もの。
肩当と居敷当はさらしをつけます。


上布
おうち着でも、外出着でも涼しく召される着心地のよい上布。
裏衿は麻物をつけないと、しっくりしませぬ。


縮の浴衣
これはやはり大丸味の袂ですから、16~7歳のお嬢様もの。
お稽古などの召し物によろしいですから、足袋、襦袢で召すわけです。


ボイル
肩当も居敷当もつけません。
透けて見えますので、この頃では付けると笑われるくらい。
ですから肩廻りには、ほんの力布(ちからぎれ)をつけておき
背伏せにして仕立てるのが流行。(昭和8年)


絽の浴衣
これもお嬢様向き。
絽織ですから、お襦袢なしで召すことはご遠慮くださいませ。



(・ω・)


ご遠慮くださいませ・・・。
(´0ノ`*)オーホッホッホ!!




袂が大丸味だと若い子向けになるみたいなのですが、
大丸味って何だろう(-ω-;)
広いって意味かな。


もしかして、古い本の袖が長いのは
若い子向けに、あえて長いサイズで書いてあるのかも。
もしそうなら、散々悩んでいた原因が判明したことになりますな。
私はオバハンなのでやはり袖は短く切ろうと思います。


上布は持ってます。浴衣用の反物のラス1が上布。麻と綿って書いてありました。
長さが足りるか分かんないけど、上布も練習用に使う予定です~^^
ふるーい反物だからいいの~
いっぱい練習して、ちゃんとした反物でも臆することなく作れるようになりたいわ!

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